台湾留学で寮滞在を考えてるけど、衛生面が心配・・・。実際清潔さはどうなの?
台湾留学を考えている方にとって、寮生活は学生とのコミュニケーションの場を確保できたり、格安で滞在できることなどから魅力的な滞在方法だと思います。
滞在の懸念点として衛生面を心配されている声をよく聞くので、その疑問にお答えします。
この記事では、私の半年間台北の大学寮で生活した経験から、台湾の寮生活における清潔感・衛生面のお話を共有していきます。
あくまで私が滞在していた台北の大学寮の話なので、大学によって環境は全く異なると思いますが、参考にしていただければ嬉しいです。
【本題の前に】台湾人の清潔感・衛生面の水準はどう?
台湾の寮の衛生環境がどんなものなのかお伝えする前に、そもそも台湾人の衛生意識はどの程度なのかを、私なりの見解でお伝えします。
台湾の若者(30代以下)の衛生意識は、日本人のレベルとあまり変わらないと言って良いと思います。
特に最近はコロナの影響でウイルスや菌に対する考え方が敏感になったこともあり、人が多く集まるデパートや駅のトイレやレストランは日本に近い雰囲気を感じるほど綺麗です。
ただ、イメージとして清潔感が劣る原因は、古い建物や設備を日本ほど頻繁に改修したり綺麗にしていないので、見た目としてボロ臭く、汚く見えてしまう面はあります。
また、年配世代だとあまり気にしない人が多いのか、大衆食堂的な飲食店はベタベタしていたり、年季の入った調理場を見ると潔癖症の方には厳しいものがあるかもしれません。
しかし実際筆者は一度も台湾の食べ物でお腹を下したことはありません。
夜市の屋台や油まみれの朝ごはん屋さんは見た目の先入観で心配に思う部分はありますが、意外と衛生面はしっかり管理されているのかもしれません。
【場所ごとに解説】寮の中は綺麗?汚い?
それでは寮の場所ごとに分けて、日本人の私から見た衛生状況について解説していきます。
あくまで個人的見解ですし、私はアレルギーなし、潔癖症でもないので、感じ方は人それぞれということを念頭においた上で読んでくださいね。
部屋の中 ★★★★☆
正直ルームメイトの意識的な部分によるのですが、入寮前の綺麗な状態で言うと部屋の中は清潔です。
階数や部屋の位置にもよりますが、シャワー室に近かったり下の階が食堂だったりすると必然的にGさんなどの害虫と遭遇する確率は高くなりますが、部屋を清潔に保って対策をしていればほとんど問題ないでしょう。
虫が出たり清潔感が劣る原因となるのが、台湾のテイクアウト文化です。
台湾はほぼ3食外食が普通で、特に寮生活だとキッチンがないため外食するか、テイクアウトして部屋で食べるかの2択になるかと思います。
そのゴミを容器を水で軽く洗ってから捨てるなど配慮をしないと、Gさんが出たり匂い・カビなどの原因となります。
こまめにゴミ捨て・掃除をしたり、ゴミの捨て方もルームメイト同士でしっかりルールを決めておいた方がいいですよ。
風呂・洗面所★★★☆☆
これは寮の清掃システムがどうなっているかによって大きく清潔感が変わるところだと思います。
私が住んでいた台北の寮は、平日は毎日清掃のおばさんが来て共用部(風呂・洗面所・トイレ・廊下等)を清掃してくれていて、土日や長期休み中は清掃がありませんでした。
平日のみの清掃でも比較的綺麗な状態が保たれていました。
もちろん共同スペースなので、シャワー室に前の人が使った泡や髪の毛が残っていたり、洗面所に忘れ物なのか捨て忘れなのか細々したものが落ちていたりなどはありますが許容範囲です。
水設備★★★★★
水道水は飲めませんが、清潔でニオイもないので、シャワーや洗顔、歯磨き、洗濯等は問題なく使えます。
沸騰させれば大丈夫と聞きますが、そんな面倒なことはしないので水道水は飲料水として飲まないようにしましょう。
ただ、台湾は至る所にウォーターサーバーがあるので、飲料水の確保には困りません。
また多くの場所のものが冷水・常温・熱水を選べるので、湯沸かし設備がなくてもすぐにカップ麺やインスタントの飲み物を作れるので、日本より便利かもしれません。
寮はキッチンがないのが一般的なので、土日など外に出たくない日の寮生にとっては最高の設備です。
トイレ★★☆☆☆
台湾の衛生問題を語る上でちょっと厄介なのがトイレについてです。
綺麗かどうか、と言う前に日本とトイレの使い方が違うので、どう頑張っても綺麗とは言い難い部分があります。
日本は便器で用を足して、トイレットペーパーで拭き、そのトイレットペーパーを便器に捨てて流しますよね。
実はこれ、日本の排水設備とトイレットペーパーの溶けやすさが優秀だからこそ当たり前となっている文化なのです。
台湾には便器に使用済みのトイレットペーパーを流して良いトイレと、流さずにゴミ箱に捨てなければいけないトイレがあります。
ゴミ箱に捨てるタイプのトイレは、ゴミ箱に蓋があるところもあるのですが、普通の部屋にあるようなゴミ箱がどーんと置いてあるだけのところもあるので、まぁそりゃ汚いですよね。笑
こまめに清掃員さんが回収はしてくれますが、先に述べたように土日は清掃がないので山盛りにゴミが溜まってしまうのはどうしようもありません。
しっかりゴミ箱に捨てられている分には他のスペースは綺麗ですし、そもそも便器に流せるタイプなら全く問題ないですが、そこまで設備の良い寮があるのかは現実問題微妙なところです。
アパート生活にしても、トイレットペーパーを流せない物件がかなりあるみたいなので注意してくださいね。自己責任で修理を呼ばなければいけなくなります泣
ちなみに余談ですが、台湾のトイレにはトイレットペーパーの設置にも3タイプあります。
- 個室にトイレットペーパーが備え付けてあるタイプ
- 個室の外に備え付けてあり必要な分だけ取って個室に入るタイプ(これ一番不便)
- そもそも何もなく自分のティッシュを使わなければいけないタイプ
台湾生活ではティッシュ携帯は必須なのでお忘れなく!
【まとめ】建物が古いだけで基本的には綺麗!
以上場所後に台湾の大学寮の清潔感について解説してきました。
総合的に言えば、建物や設備の古さゆえに汚く見えてしまうところはありますが、実際はこまめに清掃されているので、部屋にゴミを放置したりしなければ日本人でも問題なく住めます。
ただハウスダスト等のアレルギーを持っていたり、潔癖症の方にとっては共同生活含め厳しい点があるのも事実です。
長期の滞在になるのであれば生活の拠点となる場所がストレスが多いといけないので、自分に合った滞在方法を吟味して決めましょう!
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