2023年3月いっぱいで付与が廃止されるicscaの基本ポイント。ポイント制度がなくなるってこと?今まで貯めたポイントはどうなる?今後もicscaを使うメリットはある?
icscaのポイント制度自体が廃止されるわけではない
結論から言うと、ポイント制度自体は無くなりません。
基本ポイントという一部のサービスが2023年3月いっぱいで廃止されるのです。
ここから詳しく解説していきます。
icsca(イクスカ)とは?
icscaとは仙台市交通局が発行する交通系ICカードです。
わかりやすく言えばJR東日本のSuica、JR西日本のICOCAの仙台版です。
仙台市営地下鉄、仙台市営バス、宮城交通バスに加え、Suicaエリア(仙台エリアのみ)で利用できます。
乗れば乗るほどポイントが貯まる
icscaの最大の特徴は、バスや地下鉄に乗れば乗るほどポイントが貯まる超お得な地方交通系ICだということです。
基本ポイント(2023年3月末付与終了)と乗継ポイントの2つのポイント制度があり、チャージすることで1ポイント1円として乗車に利用できます。
私は通勤で210円区間を往復するぐらいですが、それだけで月905ポイントが貯まります(出勤20日計算)。
地下鉄やバスでSuicaやPASMOも使えますが、仙台暮らしならicscaを使うのがおすすめです。
基本ポイントが廃止
そんな最強お得交通系ICだったのですが、2023年3月いっぱい(31営業日まで)で基本ポイントの付与を廃止することになりました。
今後icscaポイントがどうなるのか詳しく解説します。
基本ポイントとは?
基本ポイントとは、簡単に言えば地下鉄やバスに「乗れば乗るほど」貯まるポイントです。
「乗れば乗るほど」を強調したのは、その月の乗車回数によってポイント率がアップするからです。
例えば、その月に地下鉄・バスに乗車する回数が1〜10回の場合、乗車金額の5%がポイントとしてつきますが、11〜20回の場合は9%、21〜30回は13%……と4%ずつ上がり、50回以降は25%のポイントがつきます。
まさに乗れば乗るほど貯まるシステムで、公共交通機関の利用に対して恩恵を受けられるポイント制度です。
ポイントを貯めている意識がなくても、通勤や買い物でたまに使うだけであっという間に溜まっているので、ポイントが失効しないうちにこまめにチャージするのをお忘れなく。(期限・チャージについては後ほど説明)
※ちなみに地下鉄・バスの乗車回数はそれぞれ集計し、通算しないとのことなので、ひと月に地下鉄25回、バス25回乗った場合は50回以降の利率ではなく、21〜30回の利率がそれぞれ適用されるので注意が必要です。
継続されるサービスは?
基本ポイントは廃止されますが、乗継ポイントのサービスは継続されます。
乗継ポイントとは、地下鉄と市バス・ミヤコーバス(高速バスを除く)を60分以内に乗り継いだ場合に加算されるポイントで、1回につき30ポイントももらえます。
例えば、郊外から泉中央駅へバスで向かい、泉中央駅から地下鉄で仙台駅に向かう時、泉中央駅での乗り換えを60分以内にすれば30ポイントがもらえます。
ちなみに60分以内であればどの停留所・駅からでもOKなので、1区間分運賃が安くなる手前のバス停で降りて駅までちょっと歩いても、60分以内に地下鉄に乗ればポイントがつきます。
駅まで徒歩で行けない地域に住んでいる方にとっては、これからも乗継ポイントでポイントサービスを受けられますので、引き続きicscaを利用することをおすすめします。
今たまってるポイントはいつまでチャージできる?
通常ひと月(仮に2022年4月とする)に貯めたicscaポイントは、翌月10日(2022年5月10日)からチャージが可能になります。
そしてチャージ可能になった月の一年後の月末(2023年5月31日)に失効しチャージができなくなります。
つまり、基本ポイントが廃止される2023年3月に貯まったポイントは2024年4月30日までにチャージしないと失効してしまいます。
ですが普段icscaを使っている人なら少なからず(というかむしろ結構な)ポイントが貯まっていると思いますので、まだ大丈夫と思わず次に駅を利用するときに一度チャージしたほうがいいでしょう。
ちなみにチャージは各地下鉄の券売機、定期券販売所、一部のチャージ機が設置されているスーパーでできます。
初めてでも2分かからず操作できるので、こまめにチャージして失効を防ぎましょう!
今後icscaを使うメリットは?
icscaは2023年3月いっぱいで基本ポイントの付与が終了しますが、4月以降icscaを使うメリットはあるのか?について解説します。
以下に当てはまる人や、icscaの機能が必要であれば今後もicscaの利用を継続した方がいいでしょう。
地下鉄やバスで定期券を使う場合
仙台市営地下鉄、仙台市営バス、ミヤコーバスのみの区間で定期券を発行する場合、icscaが必要となります。
※JR区間を含む場合はSuicaでの発行も可能。
icscaは定期券の継続購入(更新)を券売機で簡単に行えるので、通学・通勤にはicscaの継続利用がいいでしょう。
地下鉄駅までバスを使う場合
ポイント制度のうち、乗継ポイントのサービスは継続されます。
バス・地下鉄を乗り継ぐと30ポイントももらえるので、最寄り駅までバス利用をする人はポイントが引き続き貯まるicscaを使いましょう。
基本ポイントがなくなったとは言え、乗継ポイントの恩恵は他の交通系ICカードにない大きなメリットです。
知ってた?icscaの便利機能
icscaは設定手続きをすると、残高が1000円以下になったとき、または定期券の期限が14日を切ったときに、タッチ音が変わるようにできるんです。
例えば定期利用の場合、通常のタッチ時電子音は「ぴっ」ですが、有効期限14日を切ると「ぴっぴっ」になります。
改札を出る時、バスを降りるときに慌てたり、後ろの人に迷惑をかける心配がなくなる便利な機能なのでぜひ設定してみてください。
【おまけ】通勤通学時間を有効活用できてますか?
ここからは余談ですが、10分にしろ1時間にしろ、通勤通学時間は簡単に削ることができないですよね。
時間がないと焦る毎日の中で、その時間を有効活用できていますか?
私も通勤通学時間を読書に充てて自己成長に繋げようと、本を持ち歩いたり電子書籍を購入してみました。
しかし結局SNSを見てしまったり、満員バス・地下鉄で本や電子書籍リーダーを持つ余裕すらなく、結局読書習慣は身に付きませんでした。
そんな通勤時間を無駄遣いしていた私ですが、現在は地下鉄に乗車する約5分に加え、駅までの徒歩時間と地下鉄の待ち時間、会社までの徒歩時間で1日合計1時間を無駄なく読書に使っています。
読書が苦手な私が実際に開始から3週間ですでに5冊の本を読み終えています。
それを可能にするのが耳で聞く本、「オーディオブック」です。
その中でも私はAmazonが提供するオーディオブックサービス「Audible」を利用しています。
Audibleは月額1,500円で12万冊以上の本が聴き放題で、オフライン再生が可能なので通勤通学中でも通信量を気にせずインプットの時間に使えます。
読書となると徒歩時間は読めないし、周りの目が気になったり満員電車だと読めないなど、習慣化するのにハードルが高いですが、Audibleならイヤホンさえつけていれば家を出てから会社に着くまで1分1秒無駄なくインプット時間になります。
ちなみに現在まだ1ヶ月の無料体験期間中のため、この5冊は無料で、しかも特別に時間を作る努力もせず、読書に集中する苦痛さもなく、読了しています。
30日もあれば全ての機能を十分試せるので、無料体験で自分の通学通勤時間がどう変化するか体感してみてください。
月1冊も読書習慣がなかった私が、約3週間で5冊読み終えているので、今まで読書をしたくても続かなかった人にもおすすめです。