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失敗しない部屋干し術!一人暮らし初心者のためのコツと注意点

一人暮らし

一人暮らしをしていると様々な事情で外に洗濯物を干せないことがあると思います。

しかし部屋干しだと洗濯物が乾きにくかったり、独特な臭いがついてしまったり、他にもたくさん悩みが出てきます。

この記事では一人暮らし歴9年目の私が、部屋干しの悩みを解消する生活術とおすすめグッズを紹介します。

ぜひ参考にして、逃げられない「洗濯」という家事を楽しく快適に変えてくださいね!

部屋干しのメリットとデメリット

まず、部屋干しをすることのメリットとデメリットを簡単に説明します。

部屋干しのメリット

天候や時間に左右されない

外干しの場合、天気予報と自分の予定を照らし合わせて洗濯する必要があります。そのため梅雨や冬場など天気が悪い日が続くと洗濯物が溜まってしまうのはあるあるです。また花粉や黄砂が洗濯物についてしまうことを避けたいという人にとっても部屋干しは効果的です。学校や仕事が忙しい大学生や社会人にとっては、時間や天気を気にせずに「できる時に干す」ことができれば洗濯がかなり楽になります。

衣服の劣化を防げる

太陽光には除菌や消臭の効果がありますが、一方で衣服が色褪せてしまったり、素材によっては劣化が進んでしまいます。いつも同じ向きで洗濯物を干していたら、日焼けによって右袖と左袖で色が異なってしまった、なんてことも今まで実際に何度か経験しています。

プライバシーを守れる

女性は特に、一人暮らしにおいて防犯対策はしっかりしておくべきです。女性物の服を外に干しておくことで、明らかにそこに女性が住んでいるということを表してしまっているのは、防犯面から言えば良くありません。また男女関わらず、外から侵入できるような低層階に住んでいると、下着やブランド物の洋服が盗まれるなんてこともあります。万が一が起こる前に、部屋干しをしていれば万全な対策になります。

節約になる

浴室乾燥機や洗濯機の乾燥機能で洗濯物を乾かすことと比較すると、電気代やガス代の節約になります。部屋干しのために扇風機やサーキュレーター、除湿器などの家電を使っても、時間はかかりますが浴室乾燥や乾燥機よりも圧倒的に経済的です。

部屋干しのデメリット

カビや臭いの発生

部屋干しをすることで部屋の湿度が上昇し、カビが繁殖しやすい環境になります。すると壁や床、家具や衣類にまでカビが生えたり臭いが発生するおそれがあります。

雑菌の繁殖

衣服が十分に乾かないままの状態だと、せっかく洗濯しても雑菌が繁殖していまします。雑菌が繁殖するといわゆる「部屋干し臭」のような臭いの原因になったり、衣服の劣化にも繋がってしまします。

スペースの確保が難しい

洗濯ラックを置くにしても、部屋に備え付けの物干しスペースを使うにしても、洗濯物を干すこと自体にかなりのスペースを要します。一人暮らしだと6〜8畳の部屋に住む人が多数ですが、週2回洗濯するとしても2畳ほどのスペースは必須になるため、洗濯物で部屋が圧迫されがちです。

部屋に生活感が出てしまう

一人暮らしだと自分好みのおしゃれな空間を作るためにこだわりを持って家具や雑貨を選ぶ方が多いと思います。しかしいくらおしゃれ部屋に仕上がっても、部屋干しラックを置いて洗濯物を干すと一気に生活感が出て台無しになってしまいがちです。最近はインテリアに馴染みやすいデザインの物干しラックが出てきたので、洗濯グッズにもこだわるとこのデメリットは多少解消できます。

部屋干しに必要な物を揃えよう

次に、一人暮らし初心者さんでも快適に部屋干しができるよう、部屋干しに必要な物を説明します。

最低限必要なものは、

・物干しラック
・ハンガー
・ピンチハンガー

快適に部屋干しをするなら、

・サーキュレーター
・除湿器

も持っておくことをおすすめします。この他に、部屋干し向けの洗濯洗剤を使用することもおすすめしますがここでは説明を省きます。では1つずつ解説していきますね。

物干しラック(物干しスタンド)

まずは洗濯物を干す場所がないと始まりません。物干しラックは種類が多すぎて選ぶのが大変ですが、ほとんどの商品に「◯人用」や「タオル◯枚シャツ○枚程度」など量の目安が記載されているので、自分の洗濯量と物干しスペースを考慮して選びましょう。

物干しラックを置くデメリットとして、部屋に生活感が出てしまうことが挙げられますが、最近は物干しラックのイメージを覆すようなおしゃれなデザインの商品が販売されています。来客の際にいちいちラックを片付けなくても、一つのインテリアとして馴染むぐらいスタイリッシュなものが人気になってきているようです。

ちなみに私が愛用している物干しラックはアイリスオーヤマの物干しスタンドです。このブログを見てくださった方にも好評で同じものを購入していただいてる方も何名かいらっしゃいます。

こちらの商品をレビューした記事のリンクを最後に載せていますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

ハンガー

ハンガーは部屋干し・外干しでの使い分けは不要ですが、使いやすさを重視すれば厚みを取らない丈夫なものがおすすめです。

木製ハンガーは厚みがあるので洗濯ラックやクローゼットの中で場所を取り、衣服の収納枚数の限界を狭めてしまいます。また、プラスチック製のハンガーは壊れやすく、外干しでも併用すると隙間に塵が溜まりやすいのであまりおすすめしません。

私のおすすめは「針金ハンガー」です。一人暮らし9年目で、10本110円の針金ハンガーをずっと使用していますが、薄いので収納にも困らない上、クローゼットにたくさん服を収納できて愛用しています。さすがに10本セットの100均商品は変形しやすいですが、洗濯に支障がでるほどではないですし壊れて使えなくなることはほぼありません。

ピンチハンガー

ピンチハンガーとは、物干し竿やラックに吊り下げるタイプの、洗濯バサミが多数ぶら下がったハンガーです。下着や靴下、ハンカチなど細々とした洗濯物を干すのに必須です。大きさやピンチの数は様々なので、自分の洗濯頻度や1度の洗濯物の量を考慮して買いましょう。

ピンチハンガーには、プラスチック製、ステンレス製、アルミ製のものがあります。それぞれの特徴を簡単にまとめると以下の通りです。

プラスチック製:安価、機能的、軽い、デザインが豊富、紫外線に弱い、壊れやすい
ステンレス製:紫外線や水に強い、耐久性あり、耐熱性あり、高価、やや重い
アルミ製:紫外線や水に強い、軽い、丈夫、デザイン性が良くない

一人暮らしでピンチハンガーを買うなら、私はステンレス製のものがおすすめです。なぜなら圧倒的にデザインの面で生活感が出にくく、部屋の雰囲気を壊しにくいからです。また、丈夫で外干しと兼用できるので長持ちするので、プラ製のものを壊れて何度も買い直すよりいいと思っています。

サーキュレーター

サーキュレーターとは室内の空気を循環させる家電で、小型で強力な扇風機と考えればわかりやすいでしょう。2〜3000円台と比較的安価な上に小型で場所も取らず、様々な用途に使うことができます。例えば、

・扇風機として直接風を浴びて涼む
・エアコン効率を上げて節電節約になる
・洗濯物に風を当てて速く乾かす

上記のような使い方が一般的で、1台持っておくだけで一年中重宝します。私は上記3つの使い方をしますが、「洗濯物に風を当てて速く乾かす」でも持っておく価値があると思うほど万能なので、一家に一台は買っておくのがおすすめです。

除湿器

梅雨から夏場は湿度が高く、部屋干しするとさらに湿度が上がって部屋環境が最悪になってしまいます。その上洗濯物も乾きにくいので雑菌の繁殖や臭いの発生も起きやすくなってしまいます。

そこで必要になるのが除湿機です。大きくて除湿器だけの機能のものを買うのは場所もお金ももったいないので、買うのであれば「空気清浄機能付き除湿器」や「除加湿空気清浄機」を選ぶのがおすすめです。こちらは多少金額がかかる家電なので、買うのが厳しいうちはエアコンの「除湿モード」を活用するのがいいでしょう。

ちなみに私が使用しているのはbianca+の空気清浄機能付き除湿器で、おしゃれな部屋にも馴染むカジュアルなデザインで「家電感」がないのが気に入っています。それでいてしっかり除湿は機能するしこの見た目でそんな機能ついてるの?!と思うぐらいモード選択もできるようになっていてかなりおすすめです。

 

部屋干しの洗濯物の干し方のコツ

直射日光を避けてできるだけ部屋の中央で

衣類は直射日光により色褪せなどの劣化が進んでしまいます。そのためレースカーテンを閉めるなど明るい場所でも直射日光があたらないようにしておきましょう。また物干しラックを置く場所ですが、部屋の隅は通気性が悪いのでできるだけ部屋の中央に配置した方が効率的です。

洗濯物の間隔は最低10cm開ける

洗濯物同士の間は最低でも10cm以上開けましょう。間隔があればあるほど通気性がよくなるので洗濯物が乾きやすく、部屋干し臭や雑菌の繁殖を抑えることができます。洗濯洗剤のCMでちょっとの隙間でも大丈夫!のような宣伝がありますが、正直10cm以上は間隔をあけないとなかなか乾かないのが現実です。

ズボンは裏返して干す

乾いたと思ったズボンを履いたらポケット部分がまだ湿っていた、なんて経験はありませんか?ズボン等は裏返して干すと、ポケット部分の布が重なっている部分が先に速く乾くので生乾きのチェック漏れを防ぐことができます。また裏起毛素材のパーカー等も裏返した方が速く乾きますよ。

季節ごとの部屋干し方法の違い

室内だから年中環境は安定してるし同じやり方で大丈夫」と思っていませんか?確かに部屋干しは天候に左右されにくいですが、室温・湿度、快適に感じる環境は季節ごとに室内でも変化します。そのため季節ごとに注意すべきポイントを押さえて部屋干しを行いましょう!

春・秋

湿度・気温共に安定している日は窓を開けて風通しを良くし、洗濯物の湿気を外へ逃すようにしましょう。窓を開けるには暑すぎる・寒すぎる日にはサーキュレーターを活用するのがおすすめです。

梅雨・夏

洗濯量が増えがちで、かつ梅雨やゲリラ豪雨、夕立など外に干すことができない日が多くなるので、一番洗濯が大変な時期とも言えます。とにかく湿気対策を重点的に行いましょう。洗濯物が多く、かつ湿度も高い日には除湿器とサーキュレーターを併用しましょう。除湿器はタンク排水よりもホース排水にするとすぐに満水になって水を捨てなければならないという手間から解放されます。

部屋干しをすることで加湿器代わりになり、部屋の乾燥を防ぐことができます。しかし通気性を遮断しがちな時期のため、モワッとした不快な空気がこもりがちです。外出時等の暖房を使わない時間帯は部屋のドアを開けておくなど、寒さ対策と換気の両方を行えるようにしましょう。

しっかり対策して快適な部屋干しにしよう!

以上一人暮らしの部屋干し事情について、メリットデメリットと部屋干しに必要なアイテム、干し方のコツをご紹介しました。

一人暮らしをしていれば必須のノウハウだと思いますので、ぜひ参考にして快適な洗濯にしてみてください!

最後に、以前ブログで紹介したところ人気だった、部屋の雰囲気を壊さないおしゃれな物干しスタンドをレビューした記事を貼っておきます。

まだ物干しラックがない方はこちらも参考にしていただけると嬉しいです。

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